実店舗で使う知識
✓実店舗で使う知識
①ロジスティックス
需要に対し、調達、生産、販売までの物流面での供給マネジメント
全般を指す。 コスト削減や環境負担の軽減などを目指すが、
特に小売業においては、顧客満足と在庫削減が大きなテーマ。
②棚割
商品をゴンドラ(商品陳列棚)のどの場所にどれくらいの量を陳列
するかを決定すること。 これを図示したものを棚割表(プラノグラム)
と呼ぶ。 明確な決まりではないが、「ゴールデンゾーン」と
言われる80~150cmの高さには、売れ筋商品を配置、
それより上には新商品など、下には価格訴求品や指名買いの定番品を
陳列することが多い。 また、特に回転のいい商品は、2列・3列と
フェイスを増やして陳列する。
③売場効率
単位面積あたりの売上高を示す指数で、年間売上高÷売場面積。
日本の小売業における売場面積1平方メートルあたりの売上高は、70万円
前後くらいとのこと。 フロア内のレイアウトを決めたり、改装の際の指標と
することが多いが、業態ごとに比較するには、営業時間や立地による地価の
違い等の条件が異なるため平等な比較は難しい。
④ウェザー・マーチャンダイジング
天気や気象情報を基にしたマーチャンダイジング(商品政策)のこと。
例えば、気温が摂氏22度になるとビールがよく売れるようになり、
気温が1度上昇すれば1日あたり約250万本(大ビン換算)も出荷量が
増えるといわれる。 27度を超えるとアイスクリームが売れるようになるが、
気温が上がりすぎて30度にまで達すると、アイスクリームよりかき氷が
売れるようになる。 また、雨の日は米や洗剤などの重量のある商品が
売れないといったように、天気や温度帯によって売れ筋商品が変わる。
主に食品・日用品で用いられる。
⑤棚卸し
保有する商品の在庫数量を把握し、商品の総額を換算すること。
換算された金額は損益計算書の売上原価や貸借対照表の棚卸資産などに
反映される。 実際に個々の商品数を数えて在庫の評価をする。
資産を正確に計上することが目的であるから、決算期末に行われることが多い。
企業によっては、1年に1回だけ行うところもあれば、半期に1回、四半期に1回、
多いところでは毎月行う場合もある。
⑥リベート
日本独特の商慣行である割り戻し制度。 種類には、販売促進を目的とする
「売り上げ目標達成リベート」や、支払い期間の短縮を狙う「現金支払いリベート」、
値引きによる損失を補填する「事後調整リベート」など様々なものがある。
違法ではないし根強い慣習ではあるが、簡素化・廃止の流れが進んでいる。
(実店舗に限らず通販などにもみられる)
⑦クロスセルとアップセル
クロスセルとは商品を販売する際に、関連性の高い商品を並べて提供すること。
実現するためには、いつ何を買ったかという消費者の購買履歴情報である。
これに対しアップセルは、より上位機種もしくは付加価値の高い商品を推奨し、
販売につなげることを指す。
こうしたレコメンデーション(商品提案)をうまく行えば、客単価の向上に
つながるだけでなく、顧客から見ても欲しい商品やテーマに関連する情報を
教えてくれるため、顧客満足の向上にもつながる。
(実店舗に限らず通販などにもみられる)