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商品開発

商品開発

✓商品開発

プライベートブランド(PB)と呼ばれる小売店のオリジナル商品を創り込むこと。
PBに対して、メーカー商品はナショナルブランド(NB)。


①開発品目の特定

どの商品でオリジナルを作るか。
考え方は3つ。

a.売れているNB品をPB化
 →実績のある商品なので、PB化してもある程度の販売数量が見込める。
 →大量生産できるため、製造コストを安くでき、利益が取れる。
 →商品群の中で最も安い売価の商品に向く。

b.付加価値型商品
 →価格重視ではなく、ちょっとこだわりの商品。
 →店舗数が多い、ネットショップなら固定客が相当多くないと実現は困難。

c.世の中にまだない商品
 →かなりのチャレンジャーです。
  実際ここに取り組んでいる小売店はどのくらいあるのでしょうか。
  PBは差別化を図るという本来の意図を実現するには、ここが最終的な目標。


②確認事項

a.生産ロットと販売数量予測の整合
 工場のラインを一度回してできる生産数量を、自店でどのくらいで売り切れるか。
 中身そのもののロットと合わせ、包材ロットも要チェック。
 例えば、キッチン用洗剤やペットボトルに巻いてあるパッケージフィルムは、
 一度に5万枚、とかいう単位でできてしまう。

b.製造原価
 →まずは、販売価格の設定。
 →取りたい利幅を設定。
 →割り出された原価と実際の製造にかかる原価を照らして判断する。 
  パッケージデザイン代と版代をどう精算するかによっても原価が変わってくる。
  デザインは、小売側にデザイナーがいる場合は内製の可能、
  または小売側で外部のデザイナーに委託。 
  か、メーカー側で内製、またはメーカー側で外部に委託、などの選択肢がある。

c.製造管理体制と品質保証
 →PBは小売店のオリジナル商品なので、販売元としての責任が大きい。
 →工場を視察し、製造管理体制や品質管理体制がどのようになっているかを確認。
  工場の清掃状態や清潔感、パッケージングや出荷用段ボールへの
  梱包状況までチェック。


*最初は複数のメーカーに打診するが、この辺りでどのメーカーに生産してもらうか
 決定できる。


③手順

 商品・製造メーカー・原価・ロットまで決定後、バイヤーは橋渡し役に徹する。
  
  メーカー側で試作→バイヤーチェック→再度試作→バイヤーチェック→・・・。
  デザイナーがデザイン試作→バイヤーチェック→再度試作→バイヤーチェック。
                     ↓
  小売側でデザインを準備する場合は、できたデザインをメーカーに渡す。
                     ↓     
  商品サンプル完成→バイヤーチェック(イメージと違う、指示と違う、
  など必ず改善事項あり)。
                     ↓  
  最終商品サンプルの完成後、小売側端末で商品登録。
                     ↓
  製造日数と出荷日納品日の調整と確認。

 
  こうして、一つの商品ができあがり、店頭・カタログ・WEBなどでお目見え。
  (世の中に出ていく時は、大切に育てた子供を送り出すかのような気持ち。 
   感無量です。)
 

④すでにあるPBのリニューアル

  PBも長くやっていると、デザインが陳腐化したり、中身が世の中(NB品)に
  遅れたりしていく。 リニューアル決行へのポイントは以下の通り。

a.現行品の在庫と包材の在庫状況
 現行品を売り切る見込みが立つかどうか。 
 包材が余っている場合は処分可能かどうか。

b.リニューアルにかかる費用の精算
 現行品を継続して販売していればかからなくて済む、デザイン代や版代、
 中身も改良する場合にはその費用。 これらが小売側やメーカー側で
 捻出できる見込みが立たなければ、実現不可能。


⑤デザインについて

私見ですが、昨今、住生活インテリア業界では、「デザイン性」にスポットが
当たっていると感じます。  デザイン家電の台頭は顕著な例。
また、100円ショップのデザイン性や品質を見ていても、昔と比べると
大きな改善が見られます。

「デザイン性」+「実用性」+「価格」

これが今の住生活インテリア業界で、売れる商品の条件。
それから環境への取り組みも今や必須です。

他店との差別化を図り、小売業独自のカラーを出せるプライベートブランドの
開発においては、特にここに着目する必要があると思います。


⑥日本市場でのPBの位置付け

海外と比べると、日本市場はNBが強くPBがなかなか売れない、
という神話があります。 事実として、同スペック同価格で平等に比較した場合、
NBの方がよく売れるという傾向は残念ながら否めません。 
しかしそれは、顧客のせい、マーケットのせいではなく、これまでの小売業が
NBに勝てる商品を開発してこれなかったことや、プロモーション手法を始めとした
マーケティングが未熟であったことなど、小売側の力の足りなさに起因するものと
思います。

スーパーも、コンビニも、専門店も、PB開発に力を入れようと努力しつつも、
なかなか思うように結果が出ない。 けれど、業績改善のためにも、
差別化のためにも、絶対にあきらめてはならないのがPBの強化。 
あくなき闘いはまだまだ続きます。
業界再編が進み、情報網が多様化した現在、小売側のPB開発事情も、
マーケットのPBに対する認識も変わりつつあるのではないでしょうか。

↓参考記事↓

「PB商品の開発」
http://blog.mag2.com/m/log/0000211979/?YEAR=2007&MONTH=2&DAY=5






















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